天然灰汁発行建の工程

蓼科の一年草の蓼藍を三月に種をまき、
七月に刈り取って乾燥させ、葉と茎に分けます。

細かくした葉だけを寝床(ねどこ)=(藍を発酵させる蔵)の中で
九月から十二月のはじめまで百日間かけて水を掛けては切り返し発酵させ、
土の固まりのような”すくも”(=染料)にします。

それを一石五斗の「藍ガメ」の中に”すくも”、
灰汁、フスマ、石灰、日本酒等の栄養素を加えて
一週間から二週間程で染まる状態にします。(これを藍を建てるといいます)
藍染は、漬けては引上げ、空気にさらすという繰り返しによって染めていきます。

すくもとは?

藍染めの染料です。蓼藍の葉を発酵させて染料にしたものです。

すくもという漢字は、漢和辞典にはない日本人が考えたものです。

← この漢字の読みかたは「すくも」といいます。

漢字のすくも という字にも 意味があり

草かんむり … 藍染に用いる植物には蓼藍(たであい)を指します。

「染」の「さんずい」 と 「染」の「九」と「木( = 十八)」 …
九月から十二月のはじめまで およそ百日間かけて水を掛けては
切り返し発酵させ、土の固まりのような”すくも”(=染料)にします

漢字一字一字にも、深い意味があるのですね(^^)

藍とは?

  • 藍染に用いる植物には蓼藍(たであい)、
    琉球藍、インド藍、大青藍(たいせいあい)、ヨーロッパ藍などがあります。



  • 日本で主に栽培されてきたのは蓼藍で主産地の名をとって
    「阿波藍」ともいわれています。これは、タデ科の一年草です

素晴らしき藍の特徴

日本藍染文化協会で承認する製品は日本古来の藍染技法
「天然灰汁発行建(てんねんあくはっこうだて)」で染色されております。

1年がかりで作った“すくも”は藍の中でふすま・酒・石灰・灰汁と一緒に発酵させ、
上澄みで染色する世界にもまれな日本人だけの染技の特長をもっています。

折り目に和紙を入れる

1年に数回しか手を通さないきものは、たたんだ折り目に、新聞紙をクルクルと巻きます。

障子紙でカバーした新しんを入れますと、折り目が出来ず、きものが痛みません。

留袖や振袖などはぜひ試してほしいです。

たとう紙

和紙のたとう紙は着物の湿気を吸い取ります。

たとう紙が黄色く変色するのは、着物のかわりに湿気を吸い取っているためです。

長くほっておくと、黄変(シミ)が着物に移ってしまうので、すぐにたとう紙を取り替えましょう。

高価なものを使うより、安いたとう紙で虫干しの度にとりかえると、着物が長持ちします。

着物1枚にたとう紙1枚。まとめ入れたりしますと、
着物にたたみじわが出来、そこから糸が弱まるようになります。

匂服の効用

虫より湿気除けには匂袋が適しています。

防湿剤を兼ねていて、絹に優しく香る“移り香”をたのしめるのが一石二鳥。

着物にはやはりそれにふさわしい香りがあるものです。

タンスにしのばせておくだけで効果があります。