長い睡眠時間を要する人たちの特徴と改善する為の4つの秘訣

目覚まし時計

どれだけ眠っても、眠気がとれず、まったくやる気がでない。
仕事に行くのが苦痛で、ギリギリまでじっとしてから準備に取りかかる。
休みの日は昼過ぎまで眠ってしまい、目覚めた瞬間、罪悪感で苦しくなる。

自分の意思が弱いのだろうか…
やる気や気合いが足りないのだろうか…
そんな自分に嫌気を感じながらも、とにかく起きているのが苦痛でたまらない。

多くの人は、やる気や根性のない自分を責めています。体質にハンデがあるのか?眠り方が悪いのか?と疑い、悩んでいます。

しかし、あなたにはその必要はありません。なぜならこの記事を読むことで、睡眠時間が長くなってしまうそのカラクリを知ることができるからです。そして改善することまでできるからです。

人よりも長くなってしまう睡眠時間に悩んでいるあなたへ。この記事では、あなたの眠りを「本来の睡眠時間」へとリセットするための4つの秘訣をご紹介します。

本題に入る前に「睡眠障害」の確認を

本題に入る前に。あなたに睡眠障害がないかの確認をしておきましょう。

「わたしは大丈夫」と思う人は多いですが、睡眠障害のほとんどが、本人ではまったく自覚できていない場合が多く、周りからの指摘でしか気づくことができません。

睡眠障害になっていると、毎日深い眠りにつく事ができずに、周りの人よりも長い睡眠時間を要するようになります。どれだけ眠っても眠り足りなくて、起きている事が憂鬱になり、生きる事さえも苦痛になっていきます。

しかし、睡眠障害の多くは、セルフケアや、専門家の協力を得る事で、改善する事ができます。

もしも、周りの人の協力が得られるようであれば、あなたの睡眠を観察してもらいましょう。協力者がいない場合は、寝室の音を録音しておく事で、睡眠障害の有無を確認できます。

自分で録音する時の3つのチェックポイント

  1. いびきの音や長さを確認する
  2. ベッドから出て動いている物音がしないかを確認する
  3. 何か話していないかを確認する

主な5つの睡眠障害

①睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)

いびきをかいていると思ったら、10秒以上とまり、またいびきをかきはじめるといった状態が、1時間に平均5回以上ある人は、睡眠時無呼吸症候群とされます。

無呼吸の間は、脳に酸素が供給されず、質のいい睡眠ができないので、起きている間に強い眠気に襲われます。

②睡眠時遊行症(すいみんじゆうこうしょう)

眠っているときに、無意識の状態で起きだし、歩いたり何かをした後に再び眠りはじめます。当人はその間の出来事をまったく記憶していません。眠ってから1〜3時間の時に発生しやすい事が分かっています。

③夜驚症(やきょうしょう)

睡眠中に突然起き出し、叫び声をあげたり、怖がった表情をみせます。数分〜十数分の間、この症状が続きます。夢とは異なり、目覚めた時に本人はそのことを覚えていません。

④レム睡眠行動障害

通常であれば夢で見たことを行動に起こすことはありませんが、何らかの原因で筋緊の緊張がとけてしまい、夢で見たことをそのまま行動に移してしまいます。この症状も、当の本人は覚えていません。

⑤ナルコレプシー

通常であれば、ノンレム睡眠(脳の休息の時間)の後に、レム睡眠(体の休息)がきます。しかし、ナルコレピシーは、入眠直後にレム睡眠(体の休息)が発生してしまい、金縛り・幻覚・幻聴の症状があらわれます。この症状は、本人にも自覚があります。

「怪しいな」と思ったら念のため検査を

「怪しいな」と思う行動があった場合は、念のため睡眠障害を扱っている病院での検査をしておくと良いでしょう。「睡眠障害 病院 (地域名)」を入力して検索をすると、最寄りの睡眠障害を検査できる病院を検索できますので、参考にしてください。

※これから先の内容は、睡眠障害になっていないことを前提にして、続きをお話していきます。

1:睡眠時間は気合いや根性では変えられない

睡眠5

人と比べて、あきらかに長くなってしまう睡眠時間。自分には気合いや根性が足りないのかと落ち込み、罪悪感を感じることがあります。

しかし、まず知っておいてほしいのは、睡眠時間は「気合い」や「根性」でどうにかできるものではないという事です。

睡眠は、食事や呼吸と同じように、人間の本能的な部分が働いているからです。

なので、もしも現時点で眠りすぎている自分を責めて、力ずくでどうにかしようとしているのなら、今この瞬間にやめてしまいましょう。

2:なぜ寝ても寝ても寝たりないのか?

落ち込むビジネスマン

あなたがどれだけ眠っても寝足りない一方で、毎日気持ちよく目覚め、スッキリとした顔をして出勤をしている人もいます。

あなたとその人の違いはいったいどこにあるのでしょうか?

その分かれ道は、「睡眠方法」や「体質」ではなく、「起きている時の質」が関係をしています。

「起きている時の質」が「睡眠の質」を大きく左右する

睡眠時間の長さを解消するために、多くの人は「睡眠の質」を上げようとします。癒しの音楽を聴いてみたり、ハーブティーを飲んでみたり、寝室環境を整えたりします。

しかし、本当に大切なのは、「睡眠の質」をあげる為に一生懸命になるのではなく、「起きている時の質」を高めることなのです。

なぜなら、体は「起きている時の質」が充実していくほど、「睡眠の質」が高くなるという、ある法則をもっているからです。

「振りこ」のようにリズムを刻んでいる心と体

振り子1人の心や体には、「振りこ」のような「動き」があります。真逆の「感情」や「動作」を、振りこのように行ったり来たりと往復しているのです。

これは一体どういう事でしょうか?

あなたの周りにも、良く笑い、良く泣く人はいませんか?心のふり幅が大きい人は感情表現がとても豊かです。それとは反対に、あまり笑わず、あまり泣く事をしない、感情表現の薄い人もいます。この場合は、心のふり幅が小さく、つねに冷静な表情をしています。

また、「緊張」から解放されたあとは、全身が「リラックス」していくように感じます。「冷たい水」を触ったあとは、ぬるい水でも「温かく」感じます。

このように、どちらか一方に大きくかたむいた心と体は、振りこのように、反対側にも同じだけ大きく傾くのです。

「眠る⇄起きる」の振り幅が小さくなると睡眠が長くなる

これは睡眠でも同じ事がいえます。

起きているときに、たくさんの感情を心の中に交差させ、体を積極的に動かしている人は、夜になるとその振りこは「深い眠り」へと大きく傾きます。

質のいい睡眠をとることができ、短い時間でも疲れがとれやすくするのです。そうして、深い眠りにつく事ができた人は、起きたときにはまた、「やる気のみなぎる1日」へと振りこが傾いていきます。

しかし、現代では多くの人が「心と体の動き」を失いつつあります。

移動が便利になった分、体の機能は衰え、情報はたくさん入ってくるのに、コミュニケーションは減る一方。

物は豊かになったのに、選択肢が多すぎて本当に大切なものを選べず、集中力は分散し、毎日の生きる気力までも失っています。

起きている時間がつらい人ほど、睡眠時間は長くなります。起きている時間よりも、眠っている時間のほうが心地よければ、本能的に体は後者を求めるからです。

睡眠時間が長くなるほど「負のサイクル」へはまっていく

1:起きている時に心と体を積極的に使えていない人は、積極的な眠りにつけません。

2:眠りが浅くなれば、どれだけ眠っても満足することはできません。

3:休日には昼まで眠り、疲れを取ろうとします。

4:眠れば眠るほど、「起きている時」の充実感がなくなり、さらにダルさを感じるようになります。

5:そうして、起きている事の苦痛が増していき、人生が嫌になり、鬱病にまで陥ってしまう人もいます。

「強い眠気」は眠ればどうにかなると思われがちですが、長く眠る事でよけいに負のサイクルへとはまってしまうのです。

3:100%の起きている時間が100%の睡眠へ導く

あなたが「本来の睡眠時間」を手に入れるには、「負のサイクル」から抜け出す必要があります。

1日でもいいので、100%のエネルギーを使って、心と体を積極的に動かしてみてください。そうすることで、振りこの振り幅が広くなり、その夜は100%の深い眠りへと導かれます。

小学生の頃の運動会のように、心がわくわくし、思い切り体を動かした1日ほど、ぐっすり眠れた夜はありません。

「死んだように眠る」とはまさにこの事をいいます。

100%のエネルギーで生きた日の夜は、「死んだように眠る」ことができます。翌日は生まれ変わったように、スッキリと気持ちよく目覚め、充実した1日をすごすことができます。

そしてその日の夜は、さらにぐっすりと眠る事ができ、「負のサイクル」が「充実したサイクル」へと変わっていくのです。

4:本来の睡眠時間を取り戻す為の4つの秘訣

毎日がだるく、睡眠時間が長くなってしまうときは、心と体を見つめ直し、「振りこ」が止まってしまっていないかを確認しましょう。

これからご紹介する4つの秘訣は、あなたの止まってしまっている「振りこ」をもう一度動かすことのできる方法です。

その日の夜はぐっすりと眠ることができ、しぜんと睡眠時間をみじかくすることができます。最低でも、1週間は継続してみてください。あなたにとってベストな「眠る⇄起きる」のサイクルを取り戻す事ができます。

体が軽く、毎日が充実していきます。仕事が好きになります。性格が変わります。人生までも変わっていきます。ぜひ取り組んでみて下さい。

①その時集中することをたった一つにきめる

ビジネスマン

何をしていても面倒に感じてしまったり、充実感を得られない時。そんなときは多くの物事に意識を向けすぎている場合があります。

もっとも良い例えはバイキングです。目の前に並んだおいしそうな食べ物は、とても魅力的です。しかし、パスタを食べているときには、次に食べたい物を頭で考えているため、深く味わう事ができません。

人は選択肢が多くなると、迷い、決断に自信を持てなくなっていきます。結果的にいろいろな物に手を出し、集中力を分散させ、何をしても充実しないという状態に陥ります。

あなたの毎日の中で、大切なものはいくつもありません。

仕事のときは仕事に積極的になり、家に帰れば家族とふれあう。その時その時で、目の前にある事に積極的になれるひとほど、毎日を充実させることができます。

②自分の選択したことに「納得」をする

家族

あなたは今暮らしている毎日に納得をできていますか?

あなたの選んだ仕事に納得し、
あなたの選んだパートナーに納得し、
あなたが選んだ毎日に納得をすること。

もしあなたを取り囲む事のすべてに納得をできていないのなら、納得のできることに変換をしていきましょう。

幸せ言われると漠然としてしまいます。しかし、「納得」と言われると毎日の基準が明確になっていきます。

幸せとは納得をすることです。

自分の選んだことに納得をし、今目の前にある世界に、「これでいい」と納得をすることです。

あなたはあなたの目の前に広がる世界を自由に選択する事ができます。あなたは何を捨て、何を残しますか? 

③家事を手伝って心と体を思い切り動かす

床を拭き掃除する人物の手のアップ

疲れているときの家事ほど、面倒なことはありません。誰かがかわりにしてくれたらとても助かりますよね。

しかし、そんなときこそ、ひとつでも家事を手伝う事で、体が動き、深い睡眠をとることができます。

なぜなら、家事は心と体を積極的に動かすのに最も適した方法だからです。

家事で体を動かす事ができるのは、見ての通りです。それに合わせて、家事は大切な家族に対して、「与える」という、心が愛で満たされるかけがえのない作業でもあります。

1日1つでもいいので、人に何かを与え続けている人は、毎日が充実感や幸福感で満たされています。

疲れているときこそ、たったひとつでもいいので、家事を手伝ってみる。「ありがとう」という笑顔をうけとることで、あなたの想像以上の充実感を得る事ができ、生まれ変われるような深い睡眠をとることができます。

④たまにはちょっと危険で激しいエッセンスを

バンジージャンプ

眠りの質が悪い人は、普段から安全圏でしか動けていません。

たまには、ちょっとした危険と刺激を与える事で、今まで小さくしか動いていなかった心と体のふりこが急に動き出し、その日の晩は深くぐっすりと眠ることができます。

たとえば、遊園地に行ってみたり、バンジージャンプをするのも楽しそうです。

少し荒技ですが、今までの「負のサイクル」から一気に抜け出す事のできる方法です。

まとめ:あしたは変えられる

頑張りたい時に、頑張れない。大切な人なのに、大切にできない。やりたいのに、やる気が出ない。そんな「できない毎日」はあなたの行動によって、いつでも変えていく事が可能です。

人生を変えるのに最適なタイミングも方法もありません。

「今、やる」ただそれだけです。変わりたいと思った今この一瞬がチャンスです。

さっそく下記のステップ1から実践をしてみてください。明日から、あなたの人生は少しずつ変化をみせていくでしょう。

  1. その時集中することをたった一つにきめる
  2.  「納得」のできる選択を意識する
  3.  家事を手伝って心と体を思い切り動かす
  4.  たまにはちょっと危険で激しいエッセンスを